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生きる


(2003-03-21)
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主人公の人は七人の侍でみたことあるなあと思ったら、黒澤明ったら同じような俳優つかってるんですね。そういえば邦画ってそういうとこあります。

七人の侍は戦いの部分は面白かったし農民のあの日本人ぽい根性の描写も現実的でよかったけれど、そこまで絶賛できるようには感じませんでした。いやでも最近の邦画に比べたら面白かったけれど。色恋が入っていたのがあまり好きではない。

七人の侍でも感じたけれど俳優の演技が半端ではありませんね。なんて演技力なんだろう。そしてキャラの作り方。主人公のどもりが良かったが後半はイライラした。

やっぱり脚本も違う。今の邦画は捨てたものじゃないと思っているけれど、比べ物にならない。

よく偉そうに脚本がどーのこーのといっている人がいて、あほらしとか思っていたのですが、これを見てなんとなく分かったような気がします。


この映画はテーマはどこにでもあるような、そんなものなんですがここまで作りが違うのかと思いました。まとまりすぎているといえばそうだけれど、いやな感じはしません。


内容は市役所で30年間努めていて死んでいたような主人公が、胃ガンになってそれから何を為したかというお話。

スケールとしては小さい話なのです。それでもここまで何かを感じさせられたかと思うと、すごいなと。


お役所の事情や人間の特色、そういうのを的確かどうかわかりませんがイメージ通りに表現されていて、七人の侍同様バットエンドじみた感じ。人間の小ささがよくわかる。

現実的な感じ。でもそこに光みたいなのをしっかりと入れてある。それでより現実的になっています。


主人公のしたことはほんと小さくて、大衆に影響を与えたようなガンジーやマンデラとは比べ物にならない。

でもやっぱりそういうことじゃないんだなあと思いますよ。そういうふうにとらえるべきではないといった方がいいかな。


死ぬ気になりゃだいたいのことはできるんだろうね。それが分かれば、自殺なんてこともそうしないのだろうけれど。死んだと思えば大衆の前でシラフで素っ裸でも歩けますよってことで。違うか。


七人の侍を期待しすぎてあまり印象がよくありませんでしたが、黒澤明はあれいらい敬遠していたけどこれからみていこうかな。

椿三十郎は、昔の人がいう限りあの脚本で現代の出来になったのは不憫で仕方が無いそうです。何よりも、織田裕二ってのが一番いけないんじゃないかなあ。

あれは完全に映画向きじゃないと思う。


三十郎見る前に用心棒をみておこうかしらん。

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