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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

現実逃避には向かないという映画。非常に現実的で手厳しい。何よりもオープニングからこれは衝撃的だった。戦争映画でもないのに血を見るとは...。

勘違い女のおかしな家族たちのお話。全部がどこかおかしい。何かずれているんですよね。大笑いするようなところはないけど、おかしい部分はたくさんありました。永作博美のキャラはツボです。なんなんだあれ。

個人的には永作博美が一番良かった。ある意味この人が一番ずれている。終盤には驚いきましたよ。家族ができたといって喜んでいるのに。こういう結果でも普通に生きていられているのだから。一番この人が頭がおかしい。


終盤の展開の仕方はなかなか良いですよ。こういうノリは好きです。受け付けられないという人もいるかもしれませんが、どの部分にも意味がある。たとえばあのおもちゃのナイフとか。

最後にいろいろどんでん返しとまではいかないけれど、展開がありましたがここはさすがに分かっちゃいましたね。

それでも主人公と妹とのやりとりのあの演出は「博士の異常な愛情」のラストを思い出します。悲劇なのに、音楽と映像があれじゃあ悲劇もくそもない。笑ってしまいました。


レビューは手厳しいものが多いですが、個人的には面白いと思いました。現実的な方におすすめ。カタルシスマニアには向かないと思います。

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